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波に乗るということ

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やっと基礎サーフィンシリーズの「初級」編の編集が完了しました。後はDVDにプレスするだけです。

正直とても疲れました。というのも今回は前回の「中級」編と違い、企画、構成、撮影、編集、デザインと多岐にわたって自分自身が携わりました。

でも、そのかわりにすべてに自分の考えを導入することができてとても満足してます。

前回は「中級」でしたが、何で中級からなの?ってよく言われます。

実はこのプログラムをDVD化しようとしたのも、専門学校やスクールで長年教えてきた中で共通の問題が多いことに気づいたからです。多くの生徒が最初の授業でクラスを編成する際に行う「レベルチェック」のときに、ぼくは「それではフリーサーフィンでみんなのサーフィンを見せてください」と伝えるとみんな海に入って行きますが、1時間たっても2時間たっても波に乗る本数が1本とか2本とか、とても上達できる本数ではありません。

つまり、単にサーフィンの技術が問題ではなく、波に乗らないという問題でした。

ではいったいどうすれば波に乗れるのでしょうか?

波に乗れないという問題は、いくつかの要因があります。

ひとつはまず体力の問題。いくら大きいボードや浮力があるボードを持っていても、体力がなければ波には乗れません。サーフィンはスキーやスノーボードのゲレンデと違ってリフトのようなものはありません。自力で沖に出て、自力で波をつかんでうねりの斜面を滑っていかなければなりません。若いころにサーフィン以外でもスポーツをやって基礎体力がある人はしばらくすると体力が戻ってきますが、基礎体力のない人はやはり一からきちっとトレーニングする必要があります。

これは単にテイクオフの問題だけでなく、安全管理の点からも重要なことなのです。

つぎにボードの問題。サーフィンはすでにある程度長い歴史を持つスポーツとなり、親子2世代でサーフィンを楽しむ家族がいるぐらいです。

サーフボードもこの歴史の中でいろんな変化を遂げてきました。また、ドリームツアーといわれる世界最高峰の選手が競い合って世界一を決めるワールドツアーも存在し、世界有数の波で毎年競われています。このワールドツアーで使われるボードを最先端としてどのボードメーカーもデザインや研究に日夜努力をしています。

ただし、それはあくまでプロ仕様であり、車で言うとF1のマシンのような存在です。サーフィンの基礎を学ぶのであればやはりそれぞれの技量にあったボードを選択することが上達につながるのです。

ただし、現代の若い人はやはり見た目を重視してしまい、プロモデルのようなボードを無理に選ぶと、結果として先ほどのような波に乗れない状態を続けてしまうことになります。

そして、3つ目は海のことをよく理解していない。

うねりがどの方向から来ているのか?波がどのポジションでブレイクするのか?どこにフェイスがあるのか?など、海や波のことをもっと知ろうとしないと波をつかめないし、せっかくつかんでもすぐワイプアウトしたり失速したりします。

これらは本当に基本的なことで必ず考えなければなりません。いくつかのヒントを私が案内するDVDなどで紹介していますが、これらはとにかく現場(海)でしっかりと体験し身につけなければいけません。決して本やDVDを見ただけで体得できるものではありません。

まずは海に行くこと。

今はいろんな波情報があり、便利な点もあります。海に行く前に波のコンディデョンがわかってしまい、「今日は波が小さいからやめよう」というような流れになってしまいがちです。

ボードの選択ができれば小さい波でも楽しむことができます。

極端なことを言えば、波があればショートで、小さいとロングなど。基本を学ぶ上でまだ波が小さいとか面が悪いとかはあまり問題ではありません。もちろん経験がないのに大きい波や流れの強い場所にはいるのは危険なことですが、小さいとか良くないはあまり初級の段階では気にせずたくさん海に入ることをお勧めします。

そんな波でもきっと何かをあなたに与えてくれるはずです。自分の過去を思い出しても重要なきっかけをつかんだのは意外と良いコンディションよりも悪いコンディションのときのほうが多い気がします。

ぜひトライしてみてください。

田村 誠

コメント (3)

はい!トライします!
素晴らしい文章なので、寄稿してもらいたいくらいです。
ですので、イチゴーでOKですよ。

ありがとうございます。
スズキイチゴーでお願いします。

そうなんです。波を見る目がないのです。通っているショップでもたくさん海に通いなさいって言われました。なので、フラットでもパドリングの練習したりしています。まだまだ2ヵ月半のひよっこですが(年齢も若くないし女だし・・・)この冬がんばります!

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